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【新潟市中央区】日本酒と人、町をつなぐ『新潟 長谷川屋 4代目・長谷川陽路さん』にインタビュー!“出会いをつなぐ酒屋”への想いとは?

配信日:2026年06月13日 更新日:2026年06月11日

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【プロフィール】
長谷川 陽路(はせがわ ひろ):新潟市西蒲区出身。「新潟 長谷川屋」の4代目。県外の酒屋で3年修業した後、2016年に実家へ戻る。2024年1月に「新潟 長谷川屋 新潟店」をオープンさせる。

「酒屋」が人生の選択肢になった日

長谷川さん:小さい頃は継ぐなんて思っていなくて、高校生になってリアルに考えるようになりました。

兄が早々に自分のしたいことを見つけ、「これは酒屋を継がないな」という雰囲気が家に流れたんです。親から「酒屋を継がないか」と言われたことを機に、自分の人生の選択肢に「酒屋」が入りました。

長谷川さん:大学で様々な体験をする中で、「酒屋もいいかな」と思うようになりました。お酒は嫌いではなかったし、酒場の雰囲気も好きだったので。

長谷川さん:関東圏にある酒屋で3年ほど修業させていただきました。私にとっては魅力的で楽しい会社でしたね。

配達やルートセールスだけではなく、生産者の方とも会える機会がたくさんありました。

新潟 長谷川屋

長谷川さん:「学びたいなら自由に学んでいけ」というスタンスの会社だったので、積極的に実践したことが大きな学びになりましたね。

ただ単にお酒に詳しくなるだけでなく、商売や人付き合いも含め、本当に有意義な時間でした。

長谷川さん:2016年です。戻ってすぐの頃は、戸惑いもありました。関東圏と西蒲区では、様々な点でギャップがあったんです。

しかし、そのギャップも修業時代の学びがあったためか、本来の性分か、「誰もやっていないなら自分がやろう」と比較的ポジティブに捉えられるようになっていました。

新潟 長谷川屋

酒屋の可能性を広げるために

長谷川さん:生産者との距離感が近すぎることですね。飲みに出かけたら誰かしらと出会う、そんな距離感です(笑)。

造り手や営業担当者、社長に直接会って、常にコミュニケーションが取れます。当たり前のようにお酒が身近にある町だと驚きました。

長谷川さん:商品のラインアップや店構え、立地など、よく考えられていたんだなと思いましたね。でも、その一方で「情報発信が足りていない」と感じました。

長谷川さん:戻ってきた当初は、ホームページすらありませんでした。ホームページの作成や配達しながらの営業、新潟駅前を商圏とした販路開拓、イベントの企画など、自分なりのやり方で店の名を広めていきました。

長谷川さん:県外の日本酒銘柄をより扱うようになりました。修業時代に好きになった銘柄があったので、戻ってきてすぐに蔵元へお願いしたんです。

また、自分と同世代の若手杜氏が造る新潟の銘柄も増やしていきました。「息子さんが帰ってきたんだね、楽しみだね」と期待の声をいただくことも多く、自然と蔵元との関係も深まっていきましたね。

長谷川さん:ワインの勉強をしていたこともあり、「テロワール的な視点やどこの米で作っている酒なのか、どんな料理と合うのか」といった観点を再解釈して飲食店に営業していました。

飛び込み営業の際にもそんな提案をしていたら、「面白いやつが来た」とかわいがっていただくようになり、販路が広がりましたね。

新潟 長谷川屋

日本酒との出会いをつなぐ場所へ

長谷川さん:戻ってきてから5年ほど経った頃です。付き合いのある飲食店も増え、西蒲区にある本店から新潟駅前までの配達頻度も増えていきましたね。同時に、当店を知ってくださる人も増えました。

長谷川さん:その一方で「行きたくても遠くて行けない」という声も聞くようになり、「お客様にもっと日本酒のことを伝えたい」「アクセスが良く、気軽に会える場所を作りたい」と思うようになりました。

「試飲や体験価値を詰め込んだ環境づくりをしよう」と考えたんです。

長谷川さん:新潟駅から徒歩5分程の立地が理想でした。しかし、新しい物件は家賃も高く、なかなか手が届かない。「条件が整うまで待っていたら、自分自身の価値も下がってしまう」と思ったんです。

だからこそ、「まずは行動しよう」と物件を決めました。

長谷川さん:県外から訪れた方は、「日本酒を楽しみたい」と思うはずですし、おいしい居酒屋の情報も知りたいと思うはずです。

そんな人と人、日本酒と町をつなぐ“ハブのような存在”になりたいと思いました。

新潟 長谷川屋

100年続く酒屋を目指して

長谷川さん:「こういうお店があると助かる」と言われることが何度もあり、作ってよかったと思いました。同時に、店舗の立ち上げを初めて経験し、“長く町に愛される商売をすることの大切さ”を痛感しました。

人を一気に集めて一儲けし、数年で閉店するようなモデルもあるかもしれませんが、私たちが目指すのは違います。ゆっくりでも着実にファンを作っていくようなモデルを目指し、長く続けていきたいと思います。

長谷川さん:新進気鋭の蔵が手掛ける銘柄も多いので、まずは角打ちで気になる銘柄を飲んでいただきたいです。私やスタッフが話す蔵のストーリーを聞いて、“目と舌と耳でお酒を体験”していただけると嬉しいです。

そして、新潟の町へ出かけてもらえたら最高ですね。

長谷川さん:やってみたいことはありますが、まずは私とスタッフが経験を積むことが先かなと。しかし、今年中には……。乞うご期待ということで(笑)。

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