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【京都】京都弁のトリセツ《街角リレーエッセイ 第19レーン》

配信日:2026年11月05日 更新日:2026年11月05日

アイキャッチ

日本全国のメディアをエッセイで繋ぐ、この企画。次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。

京都のフリーマガジン『ハンケイ500m』編集長の円城です。

今回のお題は「京都弁のトリセツ」。

京都の人は、京都弁ではなく「京ことば」と言ってほしいんです。

地元の人はあまり意識していませんが京都以外の方に聞くと、この「京ことば」がとてもやわらかく聞こえるそうです。

個人的には「そうどす」より「そうえ」の「え」が好きです。

「やってみよし」の「し」もキュンときます。

年配の凛とした女性がこんなふうに素敵な語尾をつけて、京ことばを話してくださるとテンションが上がります。

そんな「京ことば」が味わえるお店をひとつご紹介したいと思います。

大宮商店街から少し東へ細い道を入ると、北側に間口も広く奥行きのある京町家があります。

「うたかた」という和食のお店。

上がりはなに個室があり、奥には、季節のおばんざいが並ぶカウンター、さらに奥には、庭が見える個室があります。

「おいでやす」とやさしい京ことばで出迎えてくださるのが、女将の有田紀子さん。綺麗!!!!!

もともとは祇園町でお茶屋さんのお手伝いをされていたので、立ち居振る舞いも上品であこがれてしまいます。

でもなにより、お料理です。

常連客には「今日は、これが美味しいえ」とその日仕入れた新鮮な野菜や魚の料理をすすめてくれます。

この雰囲気で、なんと一見さん大歓迎。

かつて若い学生がカップルで来たこともあるが、女将さんがやさしく中へ誘ってくださったそう。

「それからは常連さんになってくれはったんえ」

小芋のたいたんやら、青菜の辛子和えやら……。

情緒あふれる空間でいただく、京都の日常のおばんざいは本当に美味。

いつか「女将さん、これおいしおすえ」って言ってみたい。

そして「おおきに」って女将に言われたい……。

そんな夢はありますが、そうなるまでにはまだまだ修行が足りないです。

そろそろ、蕪蒸しが登場するシーズン。

うたかたの女将に会いに行きよし。

次回、新潟の美でお願いしたいと思います。 

写真/ハンケイ500m編集部 

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