日本全国のメディアをエッセイで繋ぐ、この企画。次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。
広島のタウン情報メディア「Wink」の沖本です。
全国のローカルメディアがエッセイでリレーするこの企画。
京都『ハンケイ500m』の円城さんから「広島のディープスポット」というテーマでバトンを受け取りました。
ニッチで、マニアックで、地元の人でもあまり知らないような場所がいくつか思い浮かんだものの…。
「観光の参考にしたい」とのことだったので県外客にも喜ばれるという視点でピックアップしてみました。
エリアはずばり、尾道です。
サイクリストの聖地と呼ばれるしまなみ海道の印象が強いからか観光地として定番の、超メジャーな場所と思うでしょうが
広島県民の我々から見てもちょっと毛色が異なる町、そんなイメージ。
間違いなく広島県なのに、尾道だけなんか別物なんですよね。
海と山に囲まれたジオラマのような街並み。
文豪たちに愛された坂道からの景観。
映画やドラマのロケ地があったりアニメやゲームの舞台にもなっていたり。
昭和から令和までいろんな時代感が交差したあらゆるカルチャーを持つ不思議な町、それが尾道なのです。
だから私は勝手に“ミクスチャーシティ”と呼んでいます。

そんなディープなエリア・尾道の、ディープを代表するスポットの一つが『TEA STAND GEN YAMATE』。
まず、目指して行かなければ絶対にたどり着けません。
線路を渡り、古民家が連なる細い坂道と階段をのぼった先にあります。


無農薬の日本茶をいただくことができるこちら。
二階建ての古民家を改装した趣ある店内は細部にまでこだわりがちりばめられており、洗練された美しさが見え隠れしています。
オーナー・高橋さんが地元広島で茶畑を開墾し、自らが丁寧にお茶を育てているというのもすごいところ。
(実はG7サミットにも使用されたんですよー!)
世の中で飲まれている茶葉はほとんどがクローンと言われていますがここでは樹齢70年の木を育てて、潮風にあてながら自然乾燥させたオリジナルの広島在来浜茶も作っているのだから驚きです。
「日本茶を深く体感し、淹れる時間も楽しめるように」と茶葉の特長・淹れ方をスタッフの方が教えてくれるので詳しくなくてもお気になさらず。
ほうじ茶の葉が練り込まれた壁やカウンター、茶釜の形をした窓などにも注目しつつ、奥深きお茶の世界を五感で堪能してほしいです。

商店街歩いて尾道ラーメンを食べるのもいいけれど。
ノスタルジックな景色を眺めながらここならではの日本茶を味わうって、めちゃくちゃツウな楽しみ方だと思いません?
せっかくディープスポットに行くのなら、ぜひディープなひとときを!
次回は大阪にバトンを渡します。
今からまさに出張で大阪に行くのですが…あれ?
大阪って最近何がキテるの? どこに行けば間違いないんだろう?
食べ物でもスポットでも、会うべき人でもお土産でも!
ド定番しか知らない私にレクチャー求む!
お題は「大阪の“イマ”はこれやで!」でお願いします!
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