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【新潟市】料理撮影に特化した写真スタジオ『(株)STUDIO THYME・難波契介さん』にインタビュー!“売れる写真”に懸ける想いとは?

配信日:2026年06月27日 更新日:2026年06月26日

アイキャッチ

【プロフィール】
難波 契介(なんば けいすけ):高校卒業後、専門学校に進学。写真スタジオに勤務し、9年間の修業を経て『(株)STUDIO THYME(スタジオタイム)』を2018年に立ち上げる。

「軽い気持ち」から始まったカメラ人生

難波さん:高校生の頃ですね。将来について考えるなかで、「何かクリエイティブなことをしてみたい」と漠然と思っていました。

そのときに「写真もいいかも」と、軽い気持ちで興味を持ったのが始まりです。それまではカメラを触ったこともありませんでした。

難波さん:高校を卒業して、新潟デザイン専門学校に進学しました。卒業後はご縁があって、市内の写真スタジオ「(株)スタジオユー」に入社したんです。

フィルムからデジタルに移行する時代で、現場ではほとんどデジタル撮影でしたね。

STUDIO THYME・難波契介さん

怒られながら覚えた修業時代

難波さん:アシスタント生活のスタートです。当時は、まさに「見て覚えろ」の世界でした。撮影の段取りも教えてもらえないので、失敗しては怒られる毎日でしたね。

難波さん:会社は物撮り専門だったので、自分の表現の幅を広げるために、プライベートでは風景を撮るようにしました。

当時からフランスの写真家「アンリ・カルティエ=ブレッソン」の作品が好きで、“瞬間を切り取る面白さ”は彼の作品から学んだ気がします。

STUDIO THYME

「(株)STUDIO THYME」の誕生

難波さん:実は、まったく考えていませんでした。9年ほど勤めた頃に、代表が病気になり、会社の存続について話し合うことになりました。その結果、社員それぞれが独立する流れになったんです。

フードスタイリストの篠沢千鶴さんと一緒に、「(株)STUDIO THYME」を2018年から始めました。法人化したのは2025年です。

(株)STUDIO THYMEのロゴ

難波さん:“フードスタイリストとフォトグラファーのコンビ”ですし、前職でもスタジオワークが中心だったので、「料理撮影に特化しよう」と考えました。

カタログ制作なども企画段階から関わり、できるだけこちらから提案するようにしています。

難波さん:ハーブが好きだったので、ハーブの一種である「THYME(タイム)」を入れました。料理にも関連するし、「これがいいね」って(笑)。

STUDIO THYMEのスタジオ

「引き際」が完成度を左右する

難波さん:百貨店やメーカーのカタログ撮影が中心ですね。そのほかにも、宣材写真や新商品の撮影などを手掛けています。

難波さん:「引き際」です。写真は作り込もうと思えば、どこまでも作り込めます。特にカタログ撮影は商品数が多いので、“ギリギリの境目を見極めること、クライアントが求めるクオリティに早くたどりつくこと”が重要です。

そのために篠沢と綿密に打ち合わせて、完成イメージを共有しています。だからこそ撮影自体は意外と短くて、感覚としては「準備7割、撮影2割、編集1割」くらいですね。

難波さん:私はフォトグラファーで、彼女はフードスタイリストなので、意見が一致しないこともあります。

その時はとにかく話し合って、“その論点がどちらの専門分野か”で決めます。スタイリングなら彼女、写真なら私に決定権がある、というかたちでバランスを取っています。

STUDIO THYME

「何のために撮るのか」

難波さん:まずは「何のために写真を使うのか」を丁寧に聞きます。(弊社の場合、)宣材写真の依頼が多いので、売上向上が目的になることがほとんどです。そのうえで、「どう見せれば売上につながるか」を考えながらヒアリングします。

「おいしそう」と感じてほしいのか、「作ってみたい」と思ってほしいのか、それとも「贈りたい」と感じてほしいのか…。写真を見た人に“どんな感情を抱いてほしいか”が重要ですね。

難波さん:ありますね。「こっちのほうがいいかも!」と閃いたら、現場で篠沢と連携しながら進めます。

10年以上の付き合いですし、お互いの経験や知識もあるので。もちろん、クライアントへもそうした可能性は事前にお伝えしています。

STUDIO THYME

AIには撮れない、“現実”という価値

難波さん:やっぱり感謝されることですね。「この写真のおかげで売上が上がった」と聞けたときは本当に嬉しいです。

納品後に結果を聞く機会は多くありませんが、フィードバックをいただけると目的達成に貢献できたと実感できます。

難波さん:生成AIの進化はすごいと思いますが、写真とはそもそも性質が違います。写真は「記録」であり、生成AIが作るものは「創作された絵」です。

言い換えれば、“現実”か“仮想”かですね。写真は“現実”だからこそ価値があり、時間が経つほどその意味も大きくなっていくと思います。

難波さん:“そのものの色を大事にすること”ですね。フィルターはできるだけ使わず、実際に見たときの印象に近い、ナチュラルな色合いを再現するよう心掛けています。

難波さん:これからも真摯に写真と向き合いながら、一つひとつの仕事に丁寧に取り組んでいきたいですね。

STUDIO THYME・難波契介さんと篠沢千鶴さん

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