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【新発田市】臨床工学技士として働きながらキッチンカーでコーヒーを届ける『WEIRD COFFEE・時田裕之さん』にインタビュー!“自分らしい一杯”に込めた想いに迫る♪

配信日:2026年10月31日 更新日:2026年10月31日

アイキャッチ

【プロフィール】

時田 裕之(ときたひろゆき):旧加治川村出身。新発田南高校・機械科を卒業後、医療の道へ。現在も臨床工学技士として働くかたわら、キッチンカーを手作りし、2026年9月から「WEIRD COFFEE(ウィアードコーヒー)」としてキッチンカーでの営業を開始。イベント出店のない土・日曜日は、祖父母が営んでいた「時田衣料店」で営業している。

「少し変わっているね」と言われた少年時代

時田さん:生まれも育ちも新発田市(旧加治川村)です。今お話しているこの場所は、かつて祖父母が営んでいた「時田衣料店」で、僕にとっては非常に思い入れの強い場所です。

時田さん:両親が共働きだったので、祖父母に預けられ、お店で過ごす時間が長かったんです。自分にとってはパワースポットのような、“力をもらえる原点”ですね。

時田さん:基本的には活発だったと思いますが、周囲からは「少し変わっているね」と言われることもよくありました。

機械いじりや工作が好きで、一人で壊れたラジオを分解したり、自転車をカスタムしたり。何か一つのことに没頭する時間が多かったように思います。

WEIRD COFFEE

機械好きから医療の世界へ

時田さん:自動車やバイクの整備士になりたかったんです。それで新発田南高校の機械科に進学しました。

一方、姉が看護師を目指して学んでいて、その影響から医療の世界にも興味を持ち始めました。「臨床工学技士」という整備士にどこか通じる仕事があると聞き、この道を志すようになりました。

時田さん:「メディカルエンジニア(CE)」とも呼ばれる、病院内の医療機器のスペシャリストです。人工透析の機器管理や手術時の人工心肺装置、人工呼吸器などの操作・保守を行います。

医師や看護師、患者の間に入って、医療機器を通じてみんなをつなぐような役割だと思っています。

WEIRD COFFEE・時田裕之さん

突然目覚めた焙煎への興味

時田さん:4年ほど前の40歳の頃です。ある日突然、無性に焙煎をしてみたくなったんです(笑)。

それまではコーヒーに特別な興味があったわけではないのですが、「生豆を飲める状態に焙煎する」というプロセスそのものに惹かれました。

時田さん:うまく焙煎できるようになってくると、人に飲んでもらいたくなりますよね。友人たちに淹れてみたら、「おいしい」とすごく喜んでくれて。

すっかり調子に乗って、そこからどっぷりハマっていきました(笑)。

時田さん:そうです。最初は「手鍋焙煎」といって、ポップコーンを作るようにガスコンロの火で炙りながら焙煎していました。

でも最初は上手くいかず、YouTubeやネットで調べましたね。同時に、色々な生豆を取り寄せて試行錯誤しました。

WEIRD COFFEE

目指すのは「日常の延長線上にあるおいしさ」

時田さん:“無心になり、没頭できるところ”です。スケボーやバイク、DIYも好きなのですが、どれも考えているようで何も考えていないような時間があるんです。

「自分の世界に入り込める感覚」が、すごく心地いいですね。

時田さん:なかなか思い通りにいかないところですね。焙煎して飲んでは、「思っていた味と違う」と試行錯誤を繰り返します。

その中で少しずつ自分の理想の味が見えてくるんです。難しさであり、“一番の楽しさ”でもありますね。

時田さん:浅煎りと深煎りのちょうど中間あたりです。目指しているのは、日常の延長線上にあるおいしさ。

「デイリーコーヒー」として、普段の暮らしがちょっと楽しく、嬉しくなるような味わいを大切にしています。

時田さん:あえて固定せず、小ロットで様々な豆を仕入れています。自分自身も産地による違いを楽しみながら、理想の味を探求している最中です。

WEIRD COFFEE

接客で見つけた新たな一面

時田さん:最初はキッチンカーを始めるつもりはなかったんです。

時田衣料店を改装して実店舗にしようと見積もりを取っていたのですが、ちょうどそのタイミングで「キッチンカーを買い取らないか」と声をかけてもらって。実物を見に行ったらものすごく格好よくて、「自分でDIYして仕上げよう」と決めました。

時田さん:仕事の休みにコツコツ図面を引いて作りました。車を購入したのは2025年10月です。本当は春先(4月)のオープンを目指していたのですが、作業が追いつかず、9月26日のイベントでようやくお披露目となりました。

時田さん:対面販売は初めてだったので、最初は不安もありました。でも、いざ接客を始めてみると、“幼い頃に店番をしていた記憶や商人だった祖父母のDNAが呼び覚まされるような感覚”があったんです。

時田さん:自分には向いていないと思っていた接客が、純粋に楽しかったんですよね。駆けつけてくれた会社の同僚から「すごくいい顔をしてるね」と言われたことが、今でも心に残っています。

WEIRD COFFEE

目指すは地域のランドマーク

時田さん:アメリカ・オレゴン州ポートランドのスローガン「Keep Portland Weird(変わり者でいようぜ)」から取っています。僕の好きなスケボーやDIYカルチャーが盛んで、雨の日が多いなど、気候もどこか新潟に似ているポートランドに親近感を持っていたんです。

「奇抜な豆」という意味ではなく、「ほかとは少し違った個性を楽しめる場所にしたい」という思いを込めました。

時田さん:生まれ育ったこの旧加治川村に恩返しがしたいです。自分の一杯のコーヒーで笑顔になってくれる人が増えて、いつか『WEIRD COFFEE』が“地域のランドマークのような存在”になれたら嬉しいですね。

WEIRD COFFEE

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