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【京都】見ておくべき、京都の建築《街角リレーエッセイ 第9レーン》

配信日:2026年10月01日 更新日:2026年10月01日

アイキャッチ

日本全国のメディアをエッセイで繋ぐ、この企画。次々とバトン(テーマ)を変えて、次の街角にリレーしていきます。

京都のフリーマガジン『ハンケイ500m』編集長の円城です。

神社仏閣の建築価値は多くの人が語っておられるし、最近では「京都モダン建築祭」も毎年、盛大に開かれています。

こんな内容が回ってくると面くらいますが、私が自社媒体の取材などで最近出会った素敵な建物を紹介することにします。

それは単に建物という外観の講釈を超えて取材で得た人の語り、考えからぜひ見てほしいと感じたものです。

私の独断と偏見で。

まず、「遠藤剛熈美術館」。

画壇や画商のしがらみを捨てゴッホやセザンヌを目指して90代で日々絵画を追求する画家の美術館です。

知る人ぞ知る、素晴らしい建築物。中もぜひ見てほしいです。

南禅寺に20年以上籠り、何年か後に手を加えて仕上げた長期制作物もあります。

この人が感じた樹木、風景も建物の内観と一緒に楽しんでください。

次は「KAGANHOTEL – 河岸ホテル –」。

中央卸売市場のすぐそばにあった企業の社員寮をアーティストレジスタンスとして利用してもらいながら、宿泊施設にリノベしています。

市場が近いという立地から早朝から騒々しく大型トラックが行き交います。

どんなホテル業者も逃げていった大きな建物をソーシャルイノベーションし素晴らしく洒落た建物に変化させました。

外観はほぼさわっていないのに見違えるよう。尊敬しかありません。

よければ、宿泊してくださいませ。

さまざまなアートがご覧いただけます。

最後にご紹介したいのは京都の町家でも入り口に階段がついているという稀有なもの。

まるでNYのアパートみたいな可愛い建物です。

「PolarSta」というギャラリーを経営するのは陶芸家の冨金原 塊さん。

特に、陶芸のブックエンドは有名です。

塊さんがこの物件を気に入って、窯も中に作り、一人で何年もかけて次々に隣の棟までリノベーションされました。

内装も含め、素晴らしいのでぜひ行ってほしいです。

大切な物であふれる空間が整理されて、手入れされていると、いかに尊いかわかります。

写真/ハンケイ500m編集部

次回は、福井にバトンをつなぎます。

お題は「福井の謎」でお願いします。

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