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新潟市の人気店『FLAGLET CAFE&DININGのオーナーシェフ・吉田康二さん』をご紹介!“料理で笑顔を届ける”吉田さんの歩みに密着♪|新潟人No.277

配信日:2025年11月08日 更新日:2025年11月07日

アイキャッチ

FLAGLET CAFE&DININGのオーナーシェフ・吉田康二さん

【プロフィール】

吉田 康二(よしだ こうじ):村上市出身。高校を卒業後、実家の家業を手伝っていたが24歳で退社。飲食店での修業を開始し、1年後には店長に就任。店長を数年間務めた後、自らのお店「FLAGLET CAFE&DINING」を開業する。

『新潟人277人目は、新潟市中央区にある【FLAGLET CAFE&DINING】のオーナーシェフ・吉田康二さん。吉田さんに訪れた“ある転機”とは…。開業の経緯や今後の目標などを伺いました。』

料理との“出会い”が人生を変えた

——飲食業界に入った理由を教えてください。

吉田さん:高校を卒業後、実家の石材店に勤めました。ただ、それは給料をもらうためでしかなく、働くことに楽しさはありませんでしたね。

ある日、友人の家に遊びに行くと彼がパスタを作ってくれたんです。それがとても新鮮に映り、「料理ができるってかっこいいな」と思いました。自宅に帰って作ってみたら、意外と上手くできたんです。

——それがきっかけで料理を好きになったのですか?

吉田さん:そうですね。同時に、仕事についても考えるようになりました。平日に働き、週末は友人と過ごし、社会人バレーやバーベキューを楽しむ生活。

それも悪くはないけれど、「もっと充実感を感じる毎日を送らなくていいのか?」と考えるようになりました。

——人生を見直すきっかけになったのですね。

吉田さん:そこで実家の仕事を辞めて、様々な飲食店に「雇ってください」と足を運びました。高卒で就職活動の経験がなかったので、そんな方法しか思いつかなかったですね。

——当時は何歳だったのですか?

吉田さん:24歳です。ようやくパスタやオムライス、ハンバーグなどの洋食を提供するレストランで働けることになりました。

3ヵ月ほどホールを担当した後、見習いとして調理場に入れてもらいました。

FLAGLET CAFE&DININGのオーナーシェフ・吉田康二さん

未経験からの挑戦

——異業種からの転職で、厳しいことも多かったのでは?

吉田さん:まず労働時間の長さに驚きました。一番下っ端の私は朝9時に出社し、閉店後の深夜0時まで片付けをする毎日です。

それから、まかないにも苦労しました。

——お店の方の食事ですね?

吉田さん:ある程度経ってから、週3回ほどまかないを担当することになりました。しかし、パスタしか作ったことがなかったので、メニューが分かりません。

スーパーの本コーナーでレシピ本を立ち読みし、決めたメニューの材料を買って作っていました。やっとの思いで作ってもおいしくできない日もあり、そんな時は辛かったですね。

——具体的にはどんな状況でしたか?

吉田さん:ひと口食べておいしくないと、他の料理人たちは納豆ご飯を食べ始めるんです。

「おいしくない」という言葉もなく、私は残った5~6人分の料理を一人で食べるしかありませんでした。精神的にもこたえましたね。

FLAGLET CAFE&DININGの店内

「決定権がない」現実

——自信がついたのはどのくらいの頃でしたか?

吉田さん:半年ほど経った頃ですね。その頃には先輩たちの特徴や仕事を覚え、先回りして仕事ができるようになりました。

指示される前に仕事を終わらせることで、周りとのコミュニケーションも円滑になったと思います。

——順調だったのですね!

吉田さん:しかし、半年後に先輩たちが一斉に店を辞めたんです。社長から「来月から店長ね」と言われて…。

メニュー考案やスタッフのまとめ役を翌月から任されることになったんです。店長を数年務め、また転機が訪れました。

FLAGLET CAFE&DININGの店内

——何があったのですか?

吉田さん:原価や味、効率などを考慮し、既存メニューのリニューアルを社長に提案したんです。試食してもらったスタッフの反応も良かったのでプレゼンしたのですが、社長は全く聞き入れてくれませんでした。

最後には「自分のお店でやってください」と言われて…。その瞬間、「自分には“決定権”がない」と気付きました。そこで、独立という言葉が頭に浮かぶようになったんです。

——独立を決めるきっかけがあったのですか?

吉田さん:店に送られてきた履歴書を見ていた時です。履歴書の主は、ホテルや割烹の調理場経歴のある50代の男性で、その方に自分を重ねてみたんですよね。

何らかの事情で職を失うことはありますが、その多くは他者の決定によるものです。「メニューや経営方針も決められない今の状況のままでいいのか」と自問し、自分の店を持つ決意を固めました。

FLAGLET CAFE&DININGのメニュー

桜に導かれた出会い

——そこから独立までは早かったですか?

吉田さん:早かったですね。休日は物件の内見に行くようになり、3ヵ月ほどでこのお店に出会いました。

4月の桜が満開のタイミングで、一目惚れでしたね。家族に頭を下げ、支援してもらってすぐに契約しました。同時に社長へ辞意を伝え、3ヵ月後に退社しました。

——お店の準備期間は十分にありましたか?

吉田さん:6月に辞めて10月にオープンだったので、あまり時間はありませんでしたね。でも、提供したいメニューは決まっていたので、焦りはありませんでした。

FLAGLETのハンバーグ

——決めていたメニューは何ですか?

吉田さん:前職の社長に「自分の店で」と言われていた“オムライスとハンバーグ”です。

季節ごとに変わるメニューもありますが、この2つの軸はぶらさずに提供しようと考えていました。

——今では多くのファンがいるメニューですね!

吉田さん:本当にありがたいと思っています。

先日も女性2人のお客様が来店され、事前にサプライズプレートのご依頼がありました。特別な日に使ってもらえるお店になったと感じ、皆さんの“嬉しい瞬間をお手伝いできること”が心から嬉しいです。

FLAGLETのふわとろオムライス

「皆さんの原風景になれるように」

——最後に、今後の目標を教えてください!

吉田さん:私が年齢を重ね、いつか店を閉めなくてはいけなくなった時、「ここのハンバーグ、もう食べられないんだ」と言ってもらえるくらいのお店になりたいですね。

皆さんの原風景になれたら、“飲食店として最高”だと思っています。

FLAGLET CAFE&DININGの外観

▼レポート記事はこちら!

【FLAGLET CAFE&DINING】
住所:新潟市中央区神道寺南2-6-7
電話:025-278-8509
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:00)、月・水・木・日・祝前日・祝日ディナー 18:00~21:00(L.O.20:00)、金・土ディナー 18:00~21:30(L.O.20:30)
公式Instagram

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