モバイルバッテリーやスマートフォンなど、様々な電化製品に使用されている「リチウム蓄電池」!
便利な商品が増え、身近なものにもよく使われていますが、使用できなくなった「リチウム蓄電池」の捨て方をご存じですか?
今回は、新潟市のごみ減量推進キャラクター・サイチョくんに「リチウム蓄電池」の捨て方についてセツコが聞いてみました!
隠れた「リチウム蓄電池」に注意!
そうなんだよセツコさん!「リチウム蓄電池」は小型で軽量な上に、エネルギー効率が高く、経済性も優れているから、いろんな電化製品に使われているんだ!中には電池と製品が一体になっていて、電池本体が見えないから、電池に気付かず、まちがった分別でごみに出してしまうケースも多いんだよ。
たしかに、電池と製品が一緒になっていると気付けないケースが多そうね…。知らないでごみに出してしまうと、どんなことが起こるのかしら?
まちがった分別で起こる危険とは…
この写真は、2017年に新潟市西区のごみ処理施設の新田清掃センターでの、ごみとして出された小型家電の中にあった「リチウム蓄電池」が原因と思われる火災の様子だよ。消防が出動する大規模な火災だったんだ。
気づかないでごみに出してしまうと、こんな大規模な火災が起こるのね…。恐ろしいわ…。
(イメージ画像)
「リチウム蓄電池」は、衝撃を与えると発火する性質があるんだ。まちがってごみに出してしまうとパッカー車やごみ処理施設の破砕機などで衝撃が加わった時に出火し、大規模な火災事故につながる場合があるんだよ。
ごみ処理場で働く方にも危険を与えてしまっているのね。もしかして、こうした火災事故は頻繁に起きているの!?
セツコさんの言う通り、「リチウム蓄電池」が原因と思われるごみ処理施設での火災は、全国各地で頻発しているんだ!2022年には、栃木県宇都宮市でごみピット内の約2千トンのごみが燃え、市のごみ処理能力の7割が失われる火災があったんだ。復旧工事費に約13億円、稼働停止中の処理委託費などに約42億円もかかったそうだよ…。
「リチウム蓄電池」の捨て方は…?
(イメージ画像)
同じ様な被害を起こさないためにも一人ひとりの分別意識が大切ね!
モバイルバッテリーやスマートフォン、加熱式たばこ、モバイル扇風機など、「リチウム蓄電池」は皆さんの身近な製品にたくさん使われているんだよ!コンセントに繋がずに使える電化製品は、全て電池が入っているので、捨てるときはよく確認しよう!
利用する人も多い「モバイルバッテリー」には要注意ね!
新潟市では、どのように処分すればいいのかしら?
新潟市では、リチウム蓄電池や電池使用製品を「特定5品目」として月に1回、分別収集しているよ!新潟市以外にお住まいの方は、市区町村の分別ルールに従って処分してね!正しく分別してもらうことで、安全に処分することができるからみんなも協力してね♪
みなさんはしっかり分別できていましたか?ガタチラスタッフも処分する際は、サイチョくんからの教えをしっかりと守ろうと思います!
また、月に1回の分別収集のほか、「一般社団法人JBRC(※)」のリサイクル協力店(電器店、スーパーマーケット、ホームセンターなど)でも回収しています。協力店は全国に20,000店以上あるので、回収対象9品目やお近くの協力店などの詳細は、「JBRC」のホームページをチェックしてくださいね!
※一般社団法人JBRC…「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づき、小型充電式電池の再資源化に取り組む一般社団法人です。
【お問い合わせ先】
新潟市 環境部 循環社会推進課
住所:新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-1423
>>>詳細は新潟市ホームページへ
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一人ひとりの分別意識が大切だね!僕もセツコと一緒に気を付けよう!!
改めて身の回りの物を見てみると、「リチウム蓄電池」を使っている製品はたくさんあるわね。