「ごみと資源」について、新潟市のごみ減量推進キャラクター・サイチョくんにセツコが聞くシリーズ第2弾!
今回のテーマは「食品ロス」。「料理を作りすぎたりして残る“食べ残し”」や「野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまう“過剰除去”」、「未開封のまま食べずに捨ててしまう“直接廃棄”」などが要因に挙げられますが、皆さんの生活の中で心当たりのことはないですか?
いったいどれくらいの「食品ロス」を出してしまっているのか…セツコが聞いてみました!
食品ロスで一世帯あたり年間○万円も無駄に!?
「食品ロス」と聞くとスーパーの売れ残りや飲食店の食べ残しなどのイメージが強いけど、家庭からもたくさん出ているんだよ。1世帯当たり年間でどれくらいの金額を「食品ロス」で無駄にしていると思う?
想像できないけど、そんなに多くないわよね!年間で2~3万円くらい?
セツコさん残念!正解は一世帯あたり年間6万円と言われているんだ(出典:京都市の生ごみデータ)。食材を買うのにかかったお金が無駄になっているだけでなく、ごみとして焼却処分するのにもお金がかかっているんだよ。
6万円も無駄にしているなんて…。一人一日あたりの食品ロス量はどれくらいなの?
一人一日あたりの食品ロス量は、113g=茶碗1杯のご飯くらいの量なんだよ!年間だと約41kgで、一人あたりの米の年間消費量に近い量なんだ。(出典:令和2年度農林水産省・環境省推計値)
食品ロスをおいしく有効活用!
こんなにも無駄にしてたなんて知らなかったわ…日々の生活を見直さないとダメね!!
「食品ロス」を減らすためにできることはあるかしら?
もちろんあるよ!硬いからと捨ててしまった野菜の芯や、冷蔵庫の中で知らない間に賞味期限が切れて捨ててしまった食材、作りすぎてお鍋の中で腐ってしまった料理など、家庭で発生している「食品ロス」は意識するだけでおいしい料理に活用できるんだ!今日は「にいがた市エコレシピコンテスト」で入賞したレシピを紹介するね!
「余ったのっぺで!簡単!新潟キッシュ」(新潟医療福祉大学3年 安部彩夏さん考案)
余ったのっぺに卵を混ぜて、キッシュにリメイク!そのままでも美味しい煮物料理だけど、食べきれずに余った時はひと手間加えるだけで食べやすい料理になるよ!
のっぺをキッシュにリメイクしちゃうのね!煮物は余らせちゃうことが多いけど、これなら子供たちも喜んで食べそうだわ♪
「新名物⁉えのきの石づきタレかつ丼」(新潟県立大学3年 高畑 喜一さん考案)
硬くて捨ててしまいがちな「きのこの石づき」もおいしいメニューに大変身!新潟名物・タレカツにすることで“ホクッ”、“シャキッ”の食感でおいしく食べられるんだ!
石づきのカツはヘルシーだし、食感もおいしそうだわ~!工夫次第で「食品ロス」は減らせるのね!でも、中途半端に残った食材の活用方法を考えたり、野菜がどこまで食べられるかわからないとなかなか難しい気がするわ…。
(もったいないレシピ・冷蔵庫お片付けBOOK)
そんな方も大丈夫!新潟市では、このようなお悩みの解決に役立つレシピ集を作っているよ!
食材の使い道が分かると、食品ロスを減らすことにも繋がるんだ!無料でダウンロードできるからぜひチェックしてね!毎日の献立に迷ったときにも参考になるよ♪
“もったいない”の意識で変わる「食品ロス」
日々の意識を変えるだけで、「食品ロス」の削減に繋がることは多そうね!
その通り!新潟市の「燃やすごみ」の約1割以上が「食品ロス」なんだ。下のグラフから分かるように、生ごみの3分の1がまだ食べられるものだったということだね。冷蔵庫の整理や定期的なチェック、期限表示だけに頼らない賞味の判断、料理のリメイクなど、“もったいない”を常に意識しよう♪
[新潟市内の家庭から排出された「燃やすごみ」の内訳 (令和3年度 新潟市ごみ・資源組成調査)]
私もさっそく冷蔵庫の中を整理し直すわ!他にもできることはあるかしら?
さすがセツコさん!意識が高くてすばらしい!
家庭での食品ロス以外にも、食品が皆さんのところに届くまでのそれぞれの過程[生産(農家、漁師さんなど)→製造(食品メーカーなど)→配送→販売(スーパー、飲食店など)→消費(皆さんの家庭)]で「食品ロス」が発生しているんだ。買い物の際もすぐ食べるなら「手前取り」をするなど、少しの心掛けで食品ロスを減らせるよ!
出典:消費者庁ウェブサイト
お買い物の行動一つが「食品ロス」の削減に繋がるのね!一人ひとりが“もったいない”の意識を持って生活しましょう♪
私たち一人ひとりにできることはたくさんありそうですね!ガタチラスタッフもお買い物の際の「手前取り」や冷蔵庫の整理、余った料理のリメイクに取り組みたいと思います!!
みなさんも新潟市の「もったいないレシピ」や「冷蔵庫お片付けBOOK」を参考にして、「食品ロス」を減らしていきましょう♪
【お問い合わせ先】
新潟市 環境部 循環社会推進課
住所:新潟市中央区学校町通1番町602番地1(市役所本館2階)
電話:025-226-1391
>>>詳細は新潟市ホームページへ
▽第1弾!「リチウム蓄電池」の捨て方についてはこちら
▽第3弾!「プラマーク容器包装」についてはこちら
正しい分別方法でリサイクル!新潟市のごみ減量推進キャラクター・サイチョくんに「プラマーク容器包装」の出し方をセツコが聞いてみた!
▽第4弾!「熱のリサイクル」についてはこちら
私たちも意識を変えて、できることからやっていこう♪お買い物の時は「手前取り」だね!
日々の生活を振り返ってみると、私も料理を作り過ぎて残しちゃったり、食材の食べられるところまで切ってしまっているわ。それも「食品ロス」に繋がっているのね…。