プロフィール
小野寺 毅(おのでら つよし):新潟市中央区出身。「越の華酒造」創業者の孫として生まれるが、教育の道に進みたいと新潟大学へ進学する。卒業後は新潟と東京で塾講師や私立高校教員の職を経て、2018年10月に「21型(にいがた)学習塾」を開塾する。
ガタチラスタッフ:『新潟人110人目は「21型学習塾」塾長の小野寺毅さん。学生時代の経験から教育に携わる仕事が夢であった小野寺さんが目指す学習塾とは!?「21型学習塾」塾長の想いに迫ります!素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』
酒造の跡継ぎとして生まれて
ーー教員は小さい頃からの夢だったのですか?
小野寺さん:具体的にそう思い始めたのは、高校時代です。私自身勉強ができなくて(笑)。「こんな私でも理解できる勉強法があれば、みんなが理解できるのでは?」と考え、教員を目指しました。
ーー「越の華酒造」を継いでほしいという話もあったのではないでしょうか?
小野寺さん:もちろんありましたね(笑)。家業の繋がりで、お酒関連のイベントの手伝いをすることはありましたが、「家は家、私は私」という考えでしたし、ありがたいことに両親も同じ考えでいてくれたので、迷う事なく教育の道に進みました。
ーー学校の先生というこだわりはなかったのですか?
小野寺さん:これまでに様々な学校で勤務をしてきた結果、こだわる必要はないと感じました。むしろ、学校ではない方が自分に合っていると思ったんです。学校の先生は、授業はもちろん、部活動や学校生活に関する業務に割く時間が多いのですが、私は教科指導を徹底的にやりたかったので、学校教員だと教材研究などに時間を使えないことがネックでした。
ーーそこから塾を開校されたきっかけを教えてください。
小野寺さん:2018年4月に新潟に戻って来てからは、様々な起業セミナーに参加していました。セミナーに参加しながら、どうしようと悩んでいるうちに、「もうやってしまおう!」というタイミングがあり、気付いたらその年の10月に「21型学習塾」を開校していました(笑)。ノウハウが全くない状態で始めたので大変でしたね。
一人一人の個性に向き合う
ーー現在は何名の生徒が通われていますか?
小野寺さん:現在15名の生徒が通っています。小学校4年生〜高校2年生の生徒がいて、割合としては中学生が1番多いですね。
ーー塾を運営していく上で、大切にしていることはありますか?
小野寺さん:礼儀やマナーには厳しくしています。「靴は揃えましょう」とか「ドアを開けたら締めましょう」とか、当たり前のことですが、社会に出て恥ずかしくない程度の礼儀やコミュニケーションは最低限身につけて欲しいと思っています。
ーー生徒に勉強以外も真剣に向き合っているんですね。
小野寺さん:生徒には、相手に対してきちんと話をして伝える事や状況を正しく説明することを伝えています。常に「何かある時はきちんと説明してね」と言っています。きちんと話をして、状況を説明さえしてくれれば、宿題だって1週間でも待ちますし、遅刻も理由さえ説明してくれればOKです。「なんとなく」という理由は、もちろんNGです!
ーー勉強を教える際のこだわりはありますか?
小野寺さん:“理由を伝えること”を徹底しています。「なぜこの答えになるのか」という所も併せて覚えてもらいたいからです。理由と共に学ぶことで、ただ覚えるだけではなくて学んだことを活かせるようになると考えています。回答を丸暗記するのではなく、頭の中の引き出しに入れていく様なイメージですね。
ーー大変なことはありますか?
小野寺さん:「生徒が分かるまで教えきる」ということにこだわっているのですが、そのおかげで大変なことも多々あります(笑)。「家でなかなか勉強できない時には、塾に来て良いよ!」と可能な限り対応するようにしています。生徒ができるまでサポートしたいのですが、そうなるとやっぱり時間が足りないですね(笑)。しかし、こだわりは捨てられないので、必ず最後まで面倒を見るように心がけています。
個性のその先に
ーーたくさんの生徒と向き合う中で思うことはありますか?
小野寺さん:勉強の得意不得意があるように、勉強方法も向いているやり方と向いていないやり方があると思います。同じ勉強をするなら向いているやり方、自分がやりたいと思う方法でやるのが良いと思うんです。だからこそ、当塾ではその方法を一緒に見つけたいと思っています。
ーー生徒との印象に残るエピソードを教えてください。
小野寺さん:特別支援学級に通う生徒の伸びしろですね。最近、テストでとても良い点数をとることができたんです。本人以上に私が喜んじゃいました。生徒の個性に気付き、その個性に合った勉強方法を一生懸命、一緒に取り組み続けた結果だと思います。
ーー一人ひとりの個性と向き合うことが大切なんですね。
小野寺さん:その通りです。学校教員時代に特別支援学級の担任を任されたことがあり、「特別支援学級での仕事は教育の根本になる部分だから、学びが多いはずだ」と言われましたが、実際その通りでしたね。その時にたくさんの個性と向き合えた経験が、今に活きていると思います。
ーー勉強を見ているだけでは分からない部分ですね!
小野寺さん:多くの集団塾では入塾テストを行い、基準に達していない生徒は入れない塾もあります。そうなると生徒が希望通りに通えないというケースが発生します。当塾ではどんなお子さんでも応援したいと思っています。入塾テストの点数だけでは、測れない能力を持っている子も多いですからね。
自分の個性を活かして
ーー休日の過ごし方を教えてください!
小野寺さん:…プリント作りなどでしょうか(笑)。休日も授業のことを考えているので、もう趣味ですね。「どうやったら楽しい授業ができるか」、「どれだけ面白いプリントを作れるか」を気がつくと考えています。イラストを描いたり、昔のゲームを引っ張り出してやることもありますが、結局は面白い授業に繋がるようなことを考えている気がします。これも個性ですよね(笑)。
ーー最後に、今後挑戦したいことを教えてください!
小野寺さん:生徒を増やして塾を大きくしていき、色々な個性のある生徒が来てくれても受け入れられる体制作りを実践していきたいと思います。そのためというわけではないですが、将来的には手話を勉強して、手話を取り入れた指導もしていきたいですね。まずは、今通っていただいている15名の生徒をしっかりサポートできるように、自分も勉強し続けます!無料体験も実施しているので、ぜひ気軽にお問い合わせください!
【21型(にいがた)学習塾】
住所:新潟市中央区女池上山3-18-28
電話:025-290-7143
受付:14:00~21:00
休校日:日曜・月曜
安心して子どもを預けられそうな先生ね!
個性を認めてくれる環境って、ありがたいわね。