【プロフィール】
小野塚 泰人(おのづか やすと):新潟市秋葉区出身。美容専門学校の通信教育を受けながら美容室に勤務した後、大手紳士服チェーンへ転職する。店長を務めた後に独立し、オーダーメイドのスーツ専門店『LOSS TIME』を開業。「新潟をもっとおしゃれにして盛り上げたい!」という思いで活動している。
『新潟人217人目は、オーダーメイドのスーツ専門店『LOSS TIME』の小野塚泰人さんです。キムタクに憧れて入った美容師の世界からスーツ業界へ転職したきっかけとは!?「“オシャレ”で新潟を盛り上げたい」と話す小野塚さんに、大切にしていることや今後の目標などのお話をお聞きしました。素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』
美容師から紳士服の世界へ
──美容師をされていたのですか?
小野塚さん:高校を卒業後、美容専門学校の通信教育を受けながら美容室で働いていました。当時は木村拓哉主演のカリスマ美容師のドラマが人気で、それに憧れて美容師の世界に飛び込みました。
──憧れがきっかけだったのですね!
小野塚さん:キムタクがカッコよかったんですよねぇ(笑)。(アシスタントを含めて)美容師として約3年間働きましたが、手荒れなどもあって退職しました。その後、「スーツが似合うかっこい大人になりたい」と思い、大手紳士服チェーンに転職しました。
──紳士服の店で働き始めて、スーツへの思いに変化はありましたか?
小野塚さん:スーツを好きになればなるほど、「お客様が着たいスーツはここにはない」のが分かったんです。黒や紺、グレーなどの無難な服が多いことに気付いて、店長なのに他店を紹介することもありました(笑)。それなら自分でやった方がいいと考えて、『LOSS TIME』をオープンしました。
──『LOSS TIME』ならではの特長を教えてください!
小野塚さん:無難なものよりも“おしゃれを楽しんで欲しい”ので、今まで着たことがないようなカラーをおすすめしています。見た目は落ち着いたカラーがいいという方は、裏地で遊んでいただくのもおすすめしています!
──「自分に似合うかな…」と着る前から諦める方も多いのではないですか?
小野塚さん:“どんな服も自信を持って堂々と着ていればオシャレに見えるし、似合うかどうかなんて関係ない”と思うんですよ。自信なさげに着ているからダサく見える。オーダースーツも無難に選んでしまって、結局手持ちのスーツと代わり映えのしないものになるケースもよく聞きますね。
今はスーツにTシャツを合わせたり、よりカジュアルな方向になっていると思います。「素敵なスーツだね」と褒められれば気分が上がって、仕事へのモチベーションにも繋がりますよね?スーツを通じて、“元気と勇気を与えたい”です!
おしゃれは人生を変える!
──男性に比べて女性のスーツはカラフルですもんね。
小野塚さん:紳士服も同じように、もっとカラフルになっていいと思うんですよね。日本の男性にオシャレをもっと楽しんで欲しいですね。“男性のファッションへの意識を変えたい”です。
──来店するお客様は、オシャレへの意識が高い人が多そうですね!
小野塚さん:ある程度は、オシャレに関心が高い人が多いかもしれませんね。最初はオシャレに興味がないお客様も、“話をしていくうちに関心を持ってもらって、人生を変えてもらおう”という気持ちで接客しています。
──たしかに、オシャレなものを身に着けると気持ちも上がります!
小野塚さん:昔はプラーカや古町にもたくさん洋服屋がありましたが、今はオシャレなものを買う場所が少なくなっていると思います。でも、オシャレに興味がある人が増えるほど、アパレルショップが出店して、新潟がさらに盛り上がると考えています。
──「新潟を盛り上げたい」という思いなのですね!
小野塚さん:新潟を都会にしたいんです。オシャレな店が増えれば、近隣の県からも買い物に来るでしょうし、移住者も増えて新潟の人口が増えるかもしれません。最終的な目標は、「“オシャレ”で新潟を盛り上げたい」ですね。
お客様との会話を大切に
──接客で大切にしていることはありますか?
小野塚さん:そのスーツを着ることでどうなりたいのか、“ビジョン”まで会話をしていくことですね。最初は「結婚式で着たい」と言いつつ、本音は「モテたい」だったりするんです(笑)。そういう本心まで聞き出してから、生地選びをします。
──着るシーンを想定するだけではないのですね!
小野塚さん:お客様とは、とことん語り合います。そうやってスーツが出来上がると、感動も倍になるんです。そして、スーツを着て堂々とする。この“堂々と”が大事です。「私が一番カッコいい」くらいの気持ちの方がオーラも出るじゃないですか。自信を持つことで、仕事にも好影響が出ますからね!
──お客様は若い方が多いのですか?
小野塚さん:メインターゲットを若い世代にしているので、「結婚式で着たい」と来店する方が多いですね。しかし、結婚式だけではもったいないので、普段使いもできるデザインを提案しています。レディーススーツも作れるので、女性のお客様も多いですよ!
──オーダースーツはどのような流れで作るのですか?
小野塚さん:ヒアリングをした後に、細かいところまでしっかりと採寸します。仮縫いなしでピタッとサイズを合わせることで、出来上がりも早くなるんです。体が大きいからといって、だぼっとしたデザインにするのではなく、体のラインにきちんとフィットしたスーツをお届けするのがモットーですね。
──自分の体にフィットしたスーツは、見栄えも動きやすさも違いそうですね!
小野塚さん:ボディビルをされているお客様からご依頼を受けたことがありました。これまでは腕はピッタリだけど、胴部分がだぶついたりして納得のいくスーツがなかったそうですが、細かいサイズ調整をしたことでぴったりサイズのスーツを作ることができました。出来上がりのシルエットを大変気に入っていただき、私も嬉しかったですね。
──最後に、今後の目標を教えてください!
小野塚さん:“新潟をオシャレな街にしたい”です!アパレルブランドが進出して、新潟がもっと盛り上がって欲しいですし、男性にももっとオシャレに関心を持って欲しいですね。当たり前や定番ばかりではなく、もっと“新しい自分に出会って欲しい”と思います。私は『オーダースーツ』で、そのきっかけづくりをしていきたいです!
スーツを作りたい方はもちろんですが、「オーダースーツがどんなものか気になる」という方もぜひ気軽にご来店ください!ホームページまたは、InstagramのDMで来店予約をお待ちしています!
【LOSS TIME】
住所:新潟市東区大形本町3丁目5-31 1階
電話:090-5315-6906
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休
駐車場:有
公式ホームページ:https://losstime777.com/
公式Instagram:@loss_time_lt
僕も素敵なスーツをお願いしようかな♪