【プロフィール】
丸山 佑太(まるやま ゆうた): 新潟市南区出身。群馬県の大学を卒業後、金融機関を経て人材系の企業へ転職する。2023年8月にタイミーに入社し、新潟へUターン。働きたい人、人手を求める企業・店舗を繋げるマッチングアプリの運用を通じて、故郷・新潟の活性化のために日々奮闘している。
『新潟人216人目は、「株式会社タイミー」の丸山佑太さんです。“スキマバイト”でお馴染みのタイミーですが、新潟県でもサービスを展開しているのをご存じでしょうか?新潟営業所のリーダーである丸山さんに、タイミーへ転職したきっかけやサービスなどのお話をお聞きしました。素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』
“人と企業を繋ぐ”タイミーとは…
──タイミーに転職したきっかけを教えてください!
丸山さん:前職の上司が、タイミーに転職していたんです。学生時代から「地域活性化に貢献したい」という思いがあったので、当時からタイミーの事業には興味がありました。2023年7月に新潟営業所を立ち上げることを知り、可能性を感じて転職を決めました。
──「地域活性化への貢献」が仕事を選ぶポイントなのですね。
丸山さん:新卒で金融機関に入った理由も、地場の企業に携わることができて、地域に貢献性があると考えたからです。しかし、実際に携わってみると「企業の人手不足が発展の足かせになっている」現実が見えてきました。それなら人の流動性を高める仕事をしようと、人材系の会社に転職しました。
──タイミーのサービスについて教えてください!
丸山さん:アプリを通じて、“仕事を探している方(ワーカー)と、人手を求めている企業や店舗を繋ぐプラットフォーム”を展開しています。基本的には1時間以上から求人募集が可能で、直接雇用でマッチングするサービスです。
例えば、“飲食店なら忙しいランチタイムや皿洗いの時間だけ”など、2~3時間単位からフルタイムまで、求人を出す企業はさまざまですね。
──新潟でサービスを開始したのはいつ頃ですか?
丸山さん:サービス自体は2018年8月にリリースしています。新潟営業所を開設した2023年8月以降の伸長率は凄いです。仕事を求めるワーカーの数は、今では10万人を超えていて、約5ヵ月で5倍に増えています。
いろいろな業界に興味がある方や短時間でお金を稼ぎたいという層が多いのを感じましたね。
──企業の反応はいかがですか?
丸山さん:最初は「単発の求人はしていない」「単発では継続してくれないでしょう?」という意見をいただきました。県民性もあると思いますが、取引先との繋がりを重要視している企業が多いと感じましたね。
──前向きな企業は少なかったのですね…。
丸山さん:使い方次第で得られる成果が変わることを説明すると、可能性を感じて導入する企業や店舗が増えました。取引先との繋がりを重視している新潟だからこそ、タイミーで成果を感じた企業から繋がりのある企業へ口コミで広がっていくのは嬉しいですね!
面接よりも大切なこと
──長期採用につながるケースもあるのですね!
丸山さん:ワーカーを自社スタッフに引き抜くことも可能です。紹介料などの費用は発生しないので、実際に長期採用に繋がる例も多いですね。
──ワーカーの年齢層や職種に偏りはありますか?
丸山さん:18歳以上の幅広い層に利用いただいています。その中でも大学生が30%、それ以外では会社員が29%です。次いで、主婦や「閑散期にちょっと他の仕事をしようかな」という農家の方も多いですね。
──「新潟の課題」はどんなところでしょうか?
丸山さん:企業側から考えると、固定概念にとらわれている面がまだまだ多いと感じます。インターネットが普及した昨今では、正しい情報やサービスをどう選ぶかが課題になっていると思います。それでインターネットのサービスを利用して失敗すると、インターネットは不確実じゃないという考え方に陥りがちに感じますね。
──たしかに、地方ではその傾向が特にあるかもしれませんね。
丸山さん:また、(採用時に)人を見るより履歴書を重視する傾向があると思います。履歴書はどんな風にでも書けますよね(笑)。「人財」という言葉を好む企業は多いですが、「本当に『人財とは何か』を考えているのか?」という疑問を投げかけています。
──そういう考え方は見過ごされてきた気がします…。
丸山さん:「実際に働いている様子を見なければ分からない」のであれば、“単発でその仕事ぶりを見るという価値観”を企業が持つことも一つの方法です。タイミーでは以前の働きぶりを「他社評価」で判断できるので、“ワーカーの個性を理解した上で採用できる”のもメリットです。
ワーカーも働き方の履歴が残るので、途中キャンセルが多かったりすると徐々に企業側からのキャンセルが増えて、サービス内に残っていけない仕組みです。“ワーカー自身の考え方や生き方を見直すきっかけ”にもなると思いますね。
ワーカーと企業の可能性を広げる
──使い方次第でさまざまな気づきがありますね!
丸山さん:障がい者手帳を持っていることもあって、なかなか仕事が見つからず、ハローワークでタイミーを紹介されたワーカーさんが訪ねてきたことがありました。
「タイミーで単発の仕事を積み重ねて、企業からの評価と実績を積んだ上で面接を受けるために利用している」という話で、私たちもそういう使い方があるんだと気づかされる出来事でしたね。
──いろいろな方の可能性を広げているのですね。
丸山さん:タイミーを利用している企業・店舗側も、ワーカーからの企業評価が残るので、“自社の体制の問題点を見直すきっかけ”になっているようです。当社としても、タイミーのサービス内容に対して改善要望があれば、伝えていただけるとありがたいですね。
──仕事で大切にしていることはありますか?
丸山さん:“自分に素直でいること”と“好奇心を持つこと”ですね。アプリの導入を提案するだけでなく、「本当に困っていることは何なのか」を問い続けていくことで、解決できることもあると信じています。
──最後に、今後の目標を教えてください!
丸山さん:“地域のイベントとタイアップした企画”を実施したいです。新潟に関わる人たちが一体感を持てるような企画を考えていきたいですね。
「スキマ時間で働きたい」、「さまざまな職種を経験したい」というワーカーさんはもちろん、人手を求めている企業・店舗も『タイミーアプリ』をぜひ活用していただければと思います。導入に興味のある企業・店舗様は、ぜひお問い合わせください!
【タイミー 北信越支社新潟営業所】
住所:新潟市中央区天神1-1 プラーカ3 B1F
公式ホームページ:https://timee.co.jp/
公式X:@Timee_official
私もタイミーでスキマバイトを始めようかしら♪