湯沢町にある「白瀧酒造」。
雪解け水のようにすっきりとした口当たりが人気の銘柄『上善如水』の歴史と様々なことに挑戦し続ける白瀧酒造の思いを伺いました!
「上善如水」が歩んだ30年間
『上善如水(じょうぜんみずのごとし)』が歩んだ30年間を一言で言うなら、「白瀧酒造の”挑戦の歴史”」と社長・高橋晋太郎氏は語ります。
『上善如水』が発売されたのは、今から30年前の1990年9月。
日本酒を一部の人の嗜好品ではなく、もっと多くの人に飲んでもらいたい。
日本の伝統文化である日本酒のすばらしさをもっと多くの人に知って欲しい。
その一心で生み出したのが『上善如水』です。
『上善如水』は淡麗辛口が主流の中、”フルーティーですっきり”なまさに”水の如く飲みやすい”お酒。
また、容器も緑や茶色の瓶が主流だった中、洗練されたクリアな味わいを表現する為に当時としては珍しい透明瓶が採用されています。
これは”当時の日本酒の常識”では考えられない「新たな挑戦」でした。
白瀧酒造の新たな挑戦『上善如水』は、スキーブームで越後湯沢を訪れた人々やこれまで日本酒を手に取ってこなかった多くの人に「新たな日本酒」として広く受け入れられました。
その後も白瀧酒造は、「日本酒ブーム」に慢心することなく挑戦を続けます。
純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒など消費者の細かなニーズに合わせてシリーズを拡充。
2009年には日本酒の発酵技術を活かした「上善如水スキンケアシリーズ」を発売し、基礎化粧品の事業をスタートしています。そして現在は様々な食品やフルーツから採取した酵母を自社培養するなど、日本酒の新たな可能性を模索しているそうです。
その研究の中から生まれた「新緑の上善如水」(キウイ由来酵母使用)や「はちみつ由来酵母の上善如水」は、限定販売商品でありながら通年で問い合わせが来るほどの人気商品へと成長!
そして発売から30年の節目を迎え、これまでの感謝を伝える為に造られたのが「上善如水30周年記念酒」になります。
社長と杜氏が「上善如水30周年」に込めた思い
社長の高橋氏は「変化を続けることが白瀧酒造のアイデンティティ」と語ります。
その精神は、2017年に松本宣機氏を当時27歳の若さで酒造りの最高責任者である杜氏に抜擢したことからもうかがえます。
松本氏は「本当に自分にできるのだろうかという、重圧感でいっぱいだった。」と就任当時を振り返っていました。
「しかし背中を押してくれる社長や、他の社員の協力、そして何よりもたくさんのお客様から頂いた『頑張ってね』という応援の言葉のお陰で、ようやく自分らしい酒造りができるようになってきた。」と話されています。
今では松本氏が手掛けた商品が各種コンテストで受賞するなど、酒造りのセンスを遺憾なく発揮されているそうです。
そんな松本氏は『上善如水』と同じ30歳。
「自分と同じ1990年に誕生した上善如水が今なお多くのお客様に愛され続ける背景には、蔵を支え続けてきた歴代の杜氏と蔵人たちがいたからこそ。」
「上善如水30周年記念酒」の発売の節目に携われる事への感謝と、歴代の蔵人が目指してきた「お客様が笑顔になって頂ける日本酒」。
この2つに思いを馳せながら松本氏は酒造りを行っています。
上善如水30周年記念酒
「上善如水 純米吟醸 30周年記念酒」は、2020年11月9日(月)より発売開始とのこと。
新潟県産の酒造好適米「越淡麗」を使用。
炊き立てのお米や蒸し栗を思わせるやさしく上品な香りの後には、すっきりと軽快な飲み口で料理の味を引き立てる、ほどよい旨味が続きます。
脂ののった秋鮭や出汁の効いたおでんなど、風味豊かな旬の味覚との相性が良く、魚介系の鍋料理とも相性が良いので家族で囲む食卓のお供にもおすすめのようです。
また、より多くの方に届けられるように”感謝価格”での提供が実現!
発売当時から『上善如水』を手に取っている方はもちろん、まだ『上善如水』を飲んだことのない方、普段日本酒を飲まない方にも手に取っていただきたい一本となっているようです。
発売当初を知っているお父さん世代が昔の話を交えながら親子2世代一緒に飲んでみれば、ご家庭の食卓も、より楽しくなりそうです。
白瀧酒造の「上善如水 純米吟醸 30周年記念酒」を堪能してみてはいかがでしょうか。
数量限定品なので、早めのチェックがおすすめです!
<商品概要>
商品名:上善如水 純米吟醸 30周年記念酒
価格:720ml/980円(税込)
アルコール分:14度以上15度未満
精米歩合:60%
使用米:新潟県産米(越淡麗100%使用)
<購入方法>
白瀧酒造オフィシャルショップでの購入 または、電話注文[0120-85-8520](受付時間:平日9:00~17:00)
『上善如水』が歩んだ30年間のストーリーは「日本酒メディアSAKETIMES」でも紹介されています。
【白瀧酒造】
住所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2640番地
電話:025-784-3443
白瀧酒造の30年の想いが感じられる記念酒飲んでみたいな~発売されたら注文しないと!