ものづくりの町・燕三条では、洋食器や刃物、調理器具なども有名ですよね。
燕市にある包丁メーカー「藤次郎」では、包丁を造る職人さんの技術を間近で見ることができる!?という噂を聞きつけ、ガタチラのセツコがさっそく行ってきました!
場所は燕市吉田東栄町。県道29号線沿いにあります。
まずは「オープンファクトリー」を見学させてもらいました!
『藤次郎オープンファクトリー』は、2017年の創立50周年を機に「藤次郎」の発信拠点としてオープンし、鋭い切れ味を生み出すさまざまな工程を目の当たりにすることができる刃物メーカーとしては国内屈指の工場見学施設です。
まず、入ってすぐのエントランスには「フォトパネル」や「製品アーカイブ」などが展示されています。
中に進んでいくとだんだんと刃物を叩く音が聞こえてワクワクしてきます…!
オープンファクトリーは、「ナイフファクトリー」と「ナイフアトリエ」の2コースに分かれており、「ナイフファクトリー」では、包丁の一貫生産を行う「藤次郎」ならではの製造現場を見ることができるようです。
最新のレーザー加工機による刀身の形成から熱処理加工、3軸NC研削盤による刀身の研削加工など、伝統技術と最新技術を組み合わせた製造工程を間近でみることができます。
職人さんの細かい技術にセツコも釘付け。
こうして世界的にも人気の包丁が生まれているんですね…!
ファクトリー内には、パネルによる説明やビデオ映像によるモニター説明が設置されているので、細かい作業や工程を分かりやすく学べます。
もう一方の「ナイフアトリエ」では、藤次郎のハンドメイド品の製造現場を見ることができます。日本に昔から伝わる鍛治技術・製造による「打ち刃物」の製法を用いており、刀身からハンドルまで、職人が1丁1丁作業で仕上げているそうです。
鍛造小屋での鍛造(たんぞう)作業は圧巻!
炉で加熱した鋼材をハンマーでたたき鍛えながら、包丁の元になる形を作っていく工程です。この作業ができる職人さんはほんの数名しかいないほど、貴重な工程を見ることができるのは「藤次郎」ならでは!
とても近くでみることができるため、ハンマーで叩く音や振動が伝わることで臨場感を味わえます。
また、工場の全体を一望できる場所があるのも魅力!
工場見学と言っても平面で見ることが多いですが、「藤次郎」のオープンファクトリーでは機械の大きさやどこでどんな作業をしているのかを立体的に見ることができます。
工場見学の最後にはファクトリーの隣にある「ナイフギャラリー」へ!
これでもか!というほど、種類豊富な包丁がずらり…!
様々な用途に合わせた包丁が並んでおり、展示されているものは購入も可能です。
製造過程を見た後だと、より包丁の魅力を感じますね。
種類がありすぎてどれが良いんだろう…と悩んだ際は、スタッフさんが用途に合わせた包丁を丁寧に教えてくれるのでぜひ聞いてみてくださいね♪
自宅用はもちろん、贈答用のセットもあるので、誕生日や結婚祝い、母の日のプレゼントにもぴったり!購入した包丁には、レーザー・彫刻・作切りから選択し、その場で名入れを行うこともできるので喜ばれそうですね♪
「オープンファクトリー」は予約無しで見学可能です。スタッフさんによるガイド付工場見学を希望の場合は事前予約が必要となるのでご注意ください。
また、新型コロナウイルス感染症対策を万全に、注意事項を守って見学を楽しみましょう!
「藤次郎」のオープンファクトリーで、包丁の魅力を感じてみてはいかがでしょうか?
【藤次郎オープンファクトリー】
住所:燕市吉田東栄町9-5
営業時間:10:00~17:00(ナイフギャラリー:10:00 ~18:00)
定休日:日曜・祝日
工場見学とっても楽しかったわ!職人さんの技術を見ると商品の良さをより感じるわね♪