プロフィール
濱田 洋行(はまだ ひろゆき):山形県米沢市出身。専門学校の進学を機に新潟へ。卒業後、 アパレルのセレクトショップを新潟市古町にオープンする。その後、地元山形に戻るが薪ストー ブと出会い、新潟でも販売するために再度新潟へ。現在はnoble stove Niigataのマネー ジャーを務める。
木に関わる仕事に魅せられて
──濱田さんの経歴について教えてください!
濱田さん:出身は山形県米沢市です。高校卒業後は新潟市にあるデザイン専門学校に進学し、建築やインテリアを学びました。昔から服が好きだったので、卒業後はアパレルのセレクトショップの勤務を経て独立し、10年間セレクトショップを経営していました。
──以前はアパレルの仕事をされていたのですね!
濱田さん:そうなんです。それで、ある日幼なじみから木製玩具を製造販売する事業の相談を受け、手伝いを始めました。お店が休みの時は山形に行き、企画から販売などを行う生活を3年ほど続けました。これがきっかけで、子供に関わる仕事をしたいと思うようになり、お店が10年の節目に閉店し、山形に戻り木製ブロックのメーカーとして販売店さんの他にも、子ども達や林業に関わる方達と仕事をするようになりました。
──それほど木や自然に魅了されたのですね。
濱田さん:今まで全く興味のなかった木や自然に意識が向くようになりましたね。展示会で海外に行くようになり、その頃海外では既に“サスティナブル※1”という言葉が主流になっていて、これが今後は当たり前になっていくと感じました。米沢市にあるドイツのモダン薪ストーブブランド「スキャンサーム」と出会い、私の薪ストーブの概念が覆されました。そこの社長さんから「新潟で販売したい」という話をもらい、新潟で「noble stove」を オープンしました。
※1…「持続可能な」という意味。 主に自然にある資源を長い期間維持し、環境に負荷をかけないようにしながら利用していくことを指す。
薪ストーブのぬくもりが家族を繋げてくれる
──薪ストーブの魅力を教えてください!
濱田さん:冬は寒くてネガティブな気持ちになることもありますよね。家に薪ストーブがあると早く家に帰って暖まろうという気持ちになり、冬の生活がより楽しくなると思います。焚火を囲むと自然と会話が生まれるように、薪ストーブも家族の会話のきっかけになると考えています。デジタルの普及により、同じ部屋にいてもそれぞれが別世界にいることが増えましたよね。家族が薪ストーブに集まることで会話のきっかけになったり、大切な人と過ごすツールの一つになると思います。
──「スキャンサーム」の薪ストーブはコンパクトでスタイリッシュですよね!
濱田さん:スキャンサームの薪ストーブは安全性と機能性、そしてスタイリッシュに炎を楽しめるのが特徴です。部屋の大きさにもよりますが、吹き抜けの家であれば1台で全館暖房が可能です。立ち上がりも15分ほどで、薪ストーブとしては驚きの速さです。寒いと動きたくなくなりますが、家中が暖かくなるので冬の過ごし方がガラッと変わると思います。
──薪ストーブを取り入れる方はどの世代が多いでしょうか?
濱田さん:子育て世代が多いですね。もちろん、ご高齢の方が薪ストーブを買われることも少なくありません。当店では薪も販売しているので、初めての方もストレスなく薪ストーブを楽しめます。さらに「スキャンサーム」は薪の量が少なく済むので、薪代の負担も大きくありません。S.H.Sは家族連れが多く、遊びに来てくれる子供たちも薪ストーブの炎をじっと見ているんです。親御さんが別のフロアへ行っても、子供だけ戻ってきて炎を見ています(笑)。それだけ炎は大人も子供も魅了する力があるんですよね。
──店内には木の雑貨やキャンプ用品など様々な商品が並んでいますね!
濱田さん:大人も子供も一緒に楽しめる商品を意識しています。例えばテープライトやランタンはアウトドアでも使いますが、寝る前に絵本を読む時などの日常生活でも使えますよね。そんな日常的にも家族が楽しめる商品を揃えています!
──お客様との印象に残るエピソードを教えてください!
濱田さん:「薪ストーブを家に設置する機種も決まっている」というお客様(薪ストーブがとても詳しい方)が来店されたのですが、初めて見るスキャンサームの高性能さにとても驚かれていました。再来店された際に「いろんな商品を見た結果、これしかない!」と決めてくださったんです。当店が販売する薪ストーブの魅力を知ってもらえたことがとても嬉しかったですね。お客様は購入後も何度もお店に足を運んでくれます。
──プライベートで仕事に繋がっていることはありますか?
濱田さん:連休があればキャンプへ行ったり、アウトドアが大好きです。自分が好きだからこそ、お客様にもおすすめできますし、お客様との会話も楽しいです。お客様もアウトドアを好きな方が多く、趣味仲間だったりもします。さらに、今でも木製のおもちゃにも関わっているので、お客様のお子さんがうちの店に行きたいと言ってくれるのは本当に嬉しいです。当店は子供用ポイントカードがあったり、子供を贔屓にしているので(笑)子育て世代にどんどん来店してほしいと思います。
木を守る活動に挑戦したい
──最後に、今後挑戦したいことを教えてください!
濱田さん:薪ストーブ業界や“カーボンニュートラル※2”など環境にも貢献していきたいです。 ストーブの売上の一部を植林のために還元したり、木に関わる方々とも一緒に活動していきたいと考えています。今後はそういった方々の話を聞いたり活動に参加したり、一緒に何か出来たら 良いなと思っています。そして、これからも新潟県民の皆さんに薪ストーブの魅力をお伝えして いきます!
※2…温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。
【noble stove Niigata】
住所:新潟市中央区女池南3-5-1 S.H.S鳥屋野店内 2F
電話:025-282-7534
薪ストーブの炎を見ていると落ち着くな~うちも薪ストーブデビューしようかな!