プロフィール
バヤコ: 神奈川県出身。新潟県内の高校を卒業後はアパレル会社で店長を経験。現在は「GLOBAL WORKイオンモール新潟南店」のスタッフとして店舗で接客しながら、アダストリアの公式WEBストア「.st(ドットエスティ)」で展開している「STAFF BOARD」やインスタグラムなどのSNSでコーディネートを配信し、その売上高は社内でも上位をキープしている。
軽い気持ちで入ったアパレル業界で社内セールス上位へ
――バヤコさんの経歴や趣味について教えてください。
バヤコさん:新潟県内の高校を卒業後、アパレル会社に就職しました。店長職を経て退社後は株式会社ポイント(現アダストリア)「LEPSIM新潟南店」へアルバイトとして入社し、5年後に退職し自営業で会社を設立しました。そんな中でお店を手伝ってほしいと再び声を掛けられ、軽い気持ちで「GLOBAL WORKイオンモール新潟南店」へアルバイトに入り、現在に至ります。趣味はお酒と音楽です。
――退職後に会社を設立されたんですね。今でも自営業とお店を両立されているのですか?
バヤコさん:自営業は一昨年で一旦辞め、今は「GLOBAL WORK」一本で仕事をしています。
――お酒が趣味ということですが、どのくらい飲まれるのですか?
バヤコさん:お酒は毎日飲みます。なんでもいけます!新潟にいて良かったです(笑)。私は仕事もプライベートも、ものすごくフットワークが軽いので夜10時に誘われても飲みに行きますし、明日急に休みになったら福島へ行こう!とすぐに決めちゃいます。「興味のあるものは全部やる!すぐやる!」が人生のモットーで、積極的に外に出るので人と接する機会も多いですね。今やっているWEBでのスタイリング配信も、やるなら会社で1番になろうと思って始めました。
――すごい行動力ですね!アパレルの販売員になったきっかけはなんだったのですか?
バヤコさん:仕事を始めた頃はカリスマ店員が全盛の時代だったので「楽しそうだな」くらいの軽い気持ちでした。アパレル業界は「洋服が安く買えるかな」と思って入る人も多いので、仕事をすぐに辞める人とずっと残り続ける人で見事に分かれますね(笑)。アパレルは流行サイクルもスタッフの入れ替わりも早いです。
――アパレル業界に入る時に「このブランドで仕事がしたい」というこだわりはありましたか?
バヤコさん:特にブランドにこだわりはなく、どこに行っても自分の色が出せるタイプだと思っています。各ジャンルの洋服、ブランド、お客様層、スタッフ層など様々な環境の中で働くことが好きで、GLOBAL WORK以外のブランドや店舗にもヘルプに行っています。どこの店舗、どのような洋服など関係なくお客様とのやり取りに重きを置いているので、ヘルプに行くのは楽しみにしています。
「お客様ひとりひとり」に合う商品を丁寧に提案していく
――接客する際に大切にしていることはありますか?
バヤコさん:すぐに“おすすめ”と言わないことです。その人の生活や好みや体型によっておすすめするべきものが違うので、必ず普段よく着る色やテイストをお伺いして「その人に合うもの」を提案するようにしています。私が他店へ買い物に行くと多くのスタッフさんに「それおすすめなんですよ〜」とよく言われるのですが、自分の趣味と合っていないこともあります。仮に試着したトップスに合うボトムスを聞かれた時に、パンツが好きな人にスカートを勧めていたらそこで終了ですよね。なので、お客様に聞かれたらワンクッション置いて「普段はパンツですか?スカートですか?何色を着ることが多いですか?苦手な色はありませんか?体型で気になるところはありますか?」などと細かく一人一人真剣に聞いた上で勧めるようにしています。適当なことは絶対に言いたくないんです。
――丁寧な対応が人気に繋がっているのですね。バヤコさんが他店に行った時にスタッフさんの対応は気になりますか?
バヤコさん:気になりますね!適当に言っている時や、心がこもっていない時はすぐに分かりますよ(笑)。逆に素晴らしい対応をしてくれるスタッフさんに会うと、感動してこっちが優しくしてあげたくなります。
幅広い層に届くコーディネートをお客様目線でありのまま届ける
――SNSが人気なバヤコさんですが、どのようなペースでどのような内容を発信しているのですか?
バヤコさん:毎日更新をしています。SNSでもSTAFF BOARDでも、オフィスカジュアルからお子さんの運動会コーデ、フェススタイル等、かなり幅広いコーディネートを提案しています。スマホの画面からでも着用感や細かいデザイン、コーディネートのポイントなど、実際に手に取らないとわからない部分も画像と文章でお伝えするようにしています。気に入ったお洋服はそのまま購入もできるので、手軽に気軽にチェックできる「WEB上の店舗」だと思っています。実際にお気に入りのコーディネート画像を保存してご来店いただき、ご試着される方もたくさんいらっしゃいます。
SNS上の店舗を一人で運営している感覚なので、インスタが「私のお店」のようになっています。ただ配信するのではなく、受け取る側が何を求めているのか、今だったらこの商品かな、などお客様のニーズに合わせて先読みして情報を出す必要があります。
――SNSを見てそのまま購入できるのは良いですね。SNSでのスタイリングについてこだわりはありますか?
バヤコさん:ついつい店舗側の目線になりがちですが、常にお客様目線でいることです。私が他店やWebサイトで購入する時も「この洋服はモデルさんが着ているから写りが良いのでは?」「この画像は洋服をふんわりさせて体型を隠して撮っているのでは?」という目線で見てしまうんです。そういうところを包み隠さずお伝えするのが私の役目だと思っています。ネット上でお客様を接客するつもりでやっていますね。実際に着るシーンを考えながら、できるだけ幅広いライフスタイルや体型に合うような提案を心がけています。そのために普段からお客様はもちろん、街ですれ違う人の服装から雑誌のコーディネートまで「今お客様に求められているもの」は何なのかを常に探っています。
――SNSは今後どのような人に見てほしいですか?
バヤコさん:ファッションに興味がある人はもちろん、興味がない人やお子さんが生まれたことがきっかけで急にオシャレを諦めた人に見てほしいですね。私の周りやインスタのフォロワーさんにも、産後に着られる服は限られるし、時間が無くて買いに行けないという人は多いです。そういう人が「これなら着られるかも!」と思ってもらえる服を提案していきたいです。また、年齢がネックで「この服はもう着るのが難しそう」と思っている人にも、コーディネートを見てもらい、試着していただいて気持ちまで若くなってほしいですね。
SNSを通して全国の人に新潟の魅力も伝えたい
――お客様との印象に残るエピソードを教えてください。
バヤコさん:他県の話なので私は実際にお客様にお会いしていないのですが、私のSNSやスタッフボードを見てお客様が全身まるごとお買い上げしてくださったり、インスタを見たお客様から「新潟には行けませんが、画像と同じ物を購入しました」というダイレクトメールが届いたりする時は嬉しいです。実店舗だけ、インターネットだけ、ではなく、実店舗とSNS文化の丁度良いところに着地できたかなと思いますね。また、わざわざ山梨県から私に会いに来て下さった方がいて、「バヤコさんからお買い物するのが目的だったので、ついでに観光して帰ります」と言われて驚きましたが、嬉しかったですね。
――では最後に、今後挑戦したいことはありますか?
バヤコさん:SNS上では新潟県内の色々な所へ遊びに行く様子もよくUPしています。そういった新潟の魅力も発信することで、私に会いに新潟へ遊びに来てくれる人を増やしていきたいと思っています。全国のフォロワーさんから「新潟にこんなところがあるんですね!行ってみたい!」とよく言われるので、せっかくなら私だけに会いに来るのではなく思い出を残してほしいです。新潟を観光しながら土地柄や背景も見て、また来たいと思ってもらいたいですね。SNSでプライベートを見せることでお客様との距離を縮めて身近に感じて貰えたら、もっともっと深く繋がれるのかなと思っています。
――バヤコさんを通して新潟のことも好きになってもらえると嬉しいですね。
バヤコさん:そうですね。新潟に旅行に来たら、ついでにお店にも遊びに来てほしいです。あとは佐渡の観光大使になりたいんです。今年はすでに2、3回行きました。修学旅行で行った時は遊ぶところが無い田舎のイメージがあったのですが、大人になってからは若い人の移住も多いし、開発が進んでいるし、佐渡がとてもオシャレなイメージに変わっていて、訪問するたびに行きたいところが増えています。アンバサダーになりたいです!
【GLOBAL WORKイオンモール新潟南店】
住所:新潟県新潟市江南区下早通柳田 1-1-1イオンモール新潟南2F
電話:025-383-5697
営業時間:09:00~21:00
自分に似合う商品を丁寧に提案してくれるのは嬉しいわね!バヤコさんのSNSはコーディネートの参考になるわ~