(写真 左:航輝さん 右:泰輝さん)
プロフィール
高橋航輝(兄)・泰輝(弟): 新潟市出身、双子の中学3年生。幼稚園の時サッカーのおもしろさにハマり、幼稚園年中で一緒にサッカーを始めてから現在までグランセナ新潟FCに所属。プロサッカー選手になるのが夢で、冬に開催される高円宮杯JFA第32回全日本U-15サッカー選手権大会での全国優勝を目指す。
二人で夢中になって始めたサッカー
――まずは航輝さん・泰輝さんの生い立ちについて教えてください。
航輝さん・泰樹さん:(2人がお母さんのほうを振り向く)
高橋兄弟のお母さん:2人とも幼少期の記憶がないみたいなのでお答えします(笑)。2人は双子として新潟市西区で生まれ、今は小針中学校の3年生です。幼稚園の頃からラーメンの大盛りを完食するほどのよく食べて、よく寝て、よく遊んでいました。未だに午前中にクラブがある日は帰宅後に昼寝をしますし、ほぼ毎日、大好きな肉料理を食べています。兄弟喧嘩もよくしていますね。
――よく寝て食べるおかげか、お二人とも身長が高いですね!
高橋兄弟のお母さん:そうですね、おかげでどちらも約178cmです。主人も背が高く、180cmちょうどくらいなので主人を超えるのももう間もなくかなと思います。
――サッカーを始めたきっかけは何ですか?
高橋兄弟のお母さん:元々体を動かすことが2人とも大好きで、幼稚園の年中の時に近所のサッカースクールに通っていた友人から誘ってもらったことがきっかけです。ボールを蹴る面白さにはまったのか数回通いましたが、そのスクールは冬季営業していなかったため、冬でもサッカーが出来る「グランセナ新潟FC」のスクール体験に行ってみました。そこで幼稚園年長組と一緒にフットサルコートでゲームをしたことで、ますますサッカーが好きになり、幼稚園年中の冬にグランセナ新潟FCに所属しました。
――現在のチームについて教えてください。
泰輝さん:僕たちのチームは現在21人です。毎年北信越リーグは2年生もメンバーに混ざりますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、3年生だけで戦っています。先日行われた北信越リーグでは東ブロックで1位になりました。今後の試合で順調に勝てば、年末に開催される予定の高円宮杯JFA第32回全日本U-15サッカー選手権大会に出場出来ます。
――目標にしている選手や好きな選手はいますか?
航輝さん:好きなのはネイマール選手(パリSG、ブラジル代表)です。僕もフォワードで、ネイマール選手のようなテクニックあるプレーが好きなので参考にしています。
泰輝さん:目標にしているのはレオ・シルバ選手(元アルビレックス新潟、現鹿島アントラーズ)で、好きなのは自分自身のプレーです。
元々あまりサッカーを見るほうではないので、プロ選手の名前は知っていますがどのようなプレーをしているのか実は詳しく知りません。自分がやりたいと思う好きなプレーを意識しながらやっているので自分だと思っています。
――将来入りたいチームはどこですか?
航輝さん:スペインのバルセロナです。ネイマールやメッシ、スアレスがいた時にとても強かった印象があります。
泰輝さん:僕はドイツのバイエルンに入りたいです。全体的に強いイメージがあるので、一緒にプレーしてみたいです。
(写真:泰輝さん)
練習も試合も楽しく取り組むことが最高のプレーに繋がる
――日々の練習で大切にしていることは何ですか?
航輝さん:諦めないことと、楽しむことです。どんなに点を取られても下を向かず、楽しむことを忘れないようにプレーしています。1対1になった時にドリブルでどうやって相手をかわすか、味方へパスした後にどう動けば点を決められるかを考えながら練習しています。
泰輝さん:サッカーを楽しむことです。試合では楽しんで勝ちたいと思っているので、そう思えるように日々の練習で長所を伸ばし、短所を改善していきます。常に試合をコントロール出来るように首を振って周りを見て、最善のプレーが出来るように心がけています。
――これまで壁にぶつかったことはありますか?
航輝さん・泰樹さん:まだ無いです。
――まだまだ伸び代がありますね!お二人はサッカーを始めてからポジションに変化はありましたか?
航輝さん:小学6年生の時は左サイドハーフでしたが、中学生になりコーチが変わってからは、約2年間フォワードをやらせてもらいました。今のポジションはミッドフィルダーで、ボールに触る回数やドリブルやシュートを打てる機会が増えたので嬉しいです。
泰輝さん:センターバックが多いです。中盤がやりたいと思っていますが、コーチの判断でこのポジションにいます。
――家族やチームメイトとの印象に残ったエピソードはありますか?
航輝さん:僕が一番印象に残っているのは、全国大会出場をかけた昨年の北信越大会の準々決勝です。後半残り時間わずかな同点の場面で先輩が点を決めてくれました。その時、先輩がベンチにいた僕たちのところまで走ってきて、みんなで喜んだのを覚えています。1学年上の先輩がとても上手で、練習や試合でプレーを意識することもあります。先日「ゲキサカ」というサッカーの情報サイトに、その先輩が高校1年生でスタメンに選ばれたという記事が載っていて凄いと思いました。
泰輝さん:大事な試合で負けた時に、父から「どうしてあそこで、そのプレーを選んだの?」と聞かれ、泣きながら自分の弱さや愚かさを振り返ったことが印象に残っています。今でも試合後に父とはプレーについて話しますし、コーチが送ってくれる試合の動画を見て勉強しています。父はサッカー経験者ではありませんが、僕たちがグランセナに所属してから自らもフットサルを始めたり、競技について調べたりして知識を得ています。
(写真:航輝さん)
兄弟でありライバルであり大切なチームメイト
――毎日一緒に過ごす中で、お互いはどんな存在ですか?
泰輝さん:けんかする時もありますが、試合で点を取ってくれると嬉しいです。ずっと一緒にいると、やはり負けたくない気持ちが出てくるので、他のメンバーと練習する時より航輝には強くパスを出したり強く当たったりします(笑)。
航輝さん:かなり強く蹴ってくるので、ちょっと迷惑ですね(笑)強い当たりをしてくる時は上手くかわすようにしています。実際、強いパスは試合中に飛んでくるかもしれないので練習の一環だと思ってやっています。僕は泰輝がチーム内で一番守備が上手いと感じていて、北信越リーグでは5試合中1失点だったのはすごいと思いました。
泰輝さん:普段の自主練習は一人でやる時もありますが、どちらかが外に出るともう片方も練習を始めるので、結局一緒にやる日も多いです。
――サッカー以外のスポーツに誘われたりはしませんか?
航輝さん:それはないですね。でも、学校ではバスケットボールが面白くて休み時間によく遊んでいます。他のスポーツも楽しいと思いますし、体育の授業でクラスのみんなとプレーするのが楽しいです。授業でも勝つと嬉しいですね。
――お2人とも大会の経験が多いと思いますが、試合の前は緊張しますか?
航輝さん:前日も当日もあまり緊張しません。試合前にコーチの話を真剣に聞いて緊張しているメンバーがいると、和ませようと思って笑わせることはあります。
泰輝さん:僕は前日までは普段通り過ごしますが、試合前は緊張します。試合が始まりパスを回し始めると安心して徐々にプレーに入り込めます。
(写真 左:泰輝さん 右:航輝さん)
勉強とサッカーを両立しながら日本一を目指す
――中学・高校サッカーでの目標を教えてください。
航輝さん:中学生で高円宮杯全国大会優勝、高校生になったら全国高校サッカー選手権優勝と得点王になることが目標です。北信越リーグでは全試合ゴールを決めているので、残りの試合でも点を入れてチームが勝てるようにプレーしていきたいです。他チームの結果次第ですが、今の所は得点ランキング1位になっています。
泰輝さん:高校に進学したら1年生で1軍に入り、2年生ではスタメン出場して全国高校サッカー選手権で優勝することが目標です。チームが勝てるようにもっと良いプレーをして、勝利に導きたいです。
――今後、挑戦したいことはありますか?
航輝さん:サッカーも勉強も、人に認められるように文武両道を目指して頑張りたいです。
泰輝さん:自分より上手な選手と一緒にプレーをし、良いところを吸収して自分の技術をもっと上達させたいです。また、自分の弱みと向き合い、改善していける選手になりたいと思っています。勉強面では、力を入れている3教科を完璧にして、サッカーを辞めた後も人生を楽しんでいけるように今から努力していきます。
――10月17日・25日の北信越大会、私たちも応援しています!
航輝さん・泰樹さん:はい!優勝します!
(写真 左:航輝さん 右:泰輝さん)
【グランセナフットボールクラブ】
住所:新潟県新潟市西区小新4088
電話:025-211-0081
将来活躍する選手になりそうね!今後の活躍に期待だわ!