新潟市南区白根地域で引き継がれてきた白根大凧合戦。
今年は規模を大幅に縮小し6月2日(水)・3日(木)・4日(金)の3日間開催されます!
白根大凧合戦の歴史は古く、江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが起源と伝えられています。このため、凧が相手側に向かって揚がる様に工夫して作ってあり、先人の技術に更に改良を加え現在に至っているそうです。(新潟市南区観光協会 より引用)
この白根側(東軍)と西白根側(西軍)には合わせて13組あるのをご存じでしたか?
大凧の絵柄にはそれぞれ特徴があるのも魅力です!
そんな13組の大凧の絵柄や歴史を特徴として描かれたキャラクター「凧っこ13人衆」で簡単にご紹介!
「凧っこ13人衆」はm平成29年度「南区お土産アイデアコンテスト」で白根大凧合戦の大凧組を擬人化し、優秀賞を受賞した南区出身・本間日菜さんが描いたキャラクターです。
西軍
中蝶組
村の中央という意味で中蝶。凧っ子“中蝶”も蝶々三姉妹の真ん中。名前の通り何時でも何でも真ん中大好き。見た目はおっとり純情系だが合戦になるととても熱い。
謙信組
新潟を代表する武将・上杉謙信。民衆の心をつかむのが上手い謙信にあやかり、凧っ子“謙信”もセーラー服に日本刀で若者人気を取り込む。
日吉丸組
日吉丸は豊臣秀吉の幼名。歴史ある凧組なので見た目は子供だけど中身は大人。サルのぬいぐるみを持っているのは秀吉のあだ名がサルだからでぶりっ子なわけではない。
達摩組
達摩組の大凧は東軍の凧に向かって急降下するのが特徴。凧っこ“達摩”も東の凧っこを見ると急にハグしたくなっちゃう。凧絵の頭の四角と丸の耳状のものは凧っこ“達摩”にも付いている。喋ると「~にゃん」となるのはこの猫耳のせいかもしれない。
弁慶組
町内は白根(東)側だが、味方(西)側で揚げている凧組。凧っこ“弁慶”も我が道を行く自由人と思われている。東西を取り持つ役目も担う学級委員長キャラの一面も。
北若組
一番北野組の若い人。大凧の中で唯一の文字凧。凧っこ“北若”も唯一の男性キャラクター。いつでも後ろを向いていて顔は絶対に見せない。
一心太助組
平成になってから各大凧組の協力を得て新しく立ち上げた凧組。凧っこ“太助”は江戸っ子の魚屋さんでしっかり者の苦労人。年も若いのでみんなにかわいがられている。
西軍
大高組
凧絵の大高源吾は赤穂浪士の1人。討ち入りの際、一番乗りして木槌で門を打ち破った。凧っこ“大高”もなんでも1番が大好きな元気っ娘。
本新蝶組
その昔は明智光秀の絵柄だったこともある凧組。凧っこ“本新蝶”は元武将を感じさせないおしゃれ好きパリピ女子。蝶々三姉妹の末っ子で甘え上手。
鯛町組
鯛町の凧を揚げている魚町はその昔魚屋が多く会った町内。鯛町の凧は時々絵柄が変わるので、凧っこ“鯛町”も衣装をたくさん持っているおしゃれさん。マフラーと凧絵で同じ「町」を表している。
役者組
歌舞伎役者演じる石川五右衛門が凧絵のモデル。凧組の中でも1・2を争う古参組。凧っこ“役者”は皆の憧れ大人な女性。
五郎組
その昔白根のおお店ヤマキチ様が挙げていた大凧。凧っこ“五郎”はちょっとやんちゃな大店のお嬢様。刀を持っていても育ちの良さは隠せない。
桜蝶組
江戸時代からある古参凧組。その昔は芸者も行き交う高級料亭街桜町の凧。凧っこ“桜蝶”は蝶々三姉妹の長女。古風で粋な姉御肌。
※大凧写真は新潟市南区ホームポページより引用
各大凧の特徴が活かされたキャラクターたちは愛着が湧いてきますね!また、白根大凧合戦の大凧13組の歴史についても学ぶことができたのではないでしょうか?
今年の白根大凧合戦の観戦は県内在住者を対象とした事前申込制となっていましたが、6月2日(水)13時~18時にはオンライン配信を実施!
お家で白根大凧合戦が楽しんでみてはいかがでしょうか!
【白根大凧合戦】
開催日時:令和3年6月2日(水)~6月4日(金)の3日間13:00~18:00
開催場所:新潟市南区 中ノ口川堤防上(白根橋~凧見橋間)
かわいいキャラクターだな~!こんな歴史と絵柄が合ったなんて知らなかった明日はお家で白根大凧合戦を観戦しよう!